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■FAST:Functional Assesment staging of Alzheimer's disease(三島改)

1正  常:痴呆なし。 亜分類なし
2年齢相応:時に物忘れあるが
      社会生活上問題ない。
亜分類なし
3境界状態:仕事や客の接待できない,
      買物や家事は可能。
亜分類なし
4軽症痴呆:家事などできないが、
      身の回りのことはできる。
亜分類なし
5中等痴呆:身の回りのことに介助必要,
      家庭内で行動制限不要。
亜分類なし
6高度痴呆:常に身の回りの介助と
      居室内に行動制限が必要。
A:生地・昔の仕事・家族の名前を言える。 
B:上記について一部言える。
C:自分の名前しか言えず。
7重度痴呆:自分が誰か分からない。 A:挨拶や呼名に良く返事し,相づちや表情変化あり。
 発話するが言語崩壊(Jargon的)
B:挨拶や呼名に"ハイ"など返事するが表情変化乏しい。
C:呼名にほとんど反応しない。経口摂取可能。
D:呼名に全く反応しない。経口摂取不能。

★原典:
Reisberg B, Ferris SH, Anand R et al: Fanctional staging of dementia of the Alzheimer's type. Ann. N.Y. Scad. Sci., 485: 481-483, 1984.
Reisberg B: Dementia; A systemic approrch to identifying reversible causes. Geriatrics 41(4): 30-, 1986
原典の日本語全訳:大塚俊男訳、『アルツハイマー病の病期分類(FAST)』,S62年厚生省痴呆性老人の総合診断およびスクリーニング基準作成に関する研究報告書 94-95 1988
★三島改変について:FAST stageはアルツハイマー病のほとんどの症例の経過に非常に良く合致する。しかしそれらのstageの罹病期間を考えると、F6,7は非常に長く、これらを上記の様に細分化することが妥当との結論を得た(関:未発表)。初老期型では1ランク進行するのに約1〜2年、高齢型では約2〜3年を要する。