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■■2003年8月のミニレクチャー■■

橋梗塞後錐体路二次変性のDTI 3DAC (Philips 1.5テスラ)

橋中部のレベル 橋上部のレベル 中脳下丘のレベル
T2W
3DAC
FA

●解説;症例は67才女性、昨年3月に脳幹梗塞で左片麻痺を生じた。今回約1年後TIA様発作あり、MRIを行ったが新しい梗塞は否定された。T2強調画像(上段)において橋腹部右に偏在する昨年の古い梗塞が観察される。得られた拡散強調画像からDTI解析を行ったところ、その上下に広がる錐体路の二次変性が、3DACでは青い領域の減少として、FA画像ではFA値の低下した暗い領域として明瞭に観察される。このようにDTI解析は障害されている神経経路を確実に把握できるとともに、T2強調では把握されない早期の神経線維の障害を観察できる可能性を持つ。したがって神経変性疾患に応用されることが多い。
●三島病院症例、b=1000*10(-6)/mm(2)、6mm(gap1)、SENSE=2.6、6NEX。


MRI診断ネット 関 耕治