CANON DBSの仕様

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■私が最初に使用したCANONの医用画像DBSの性能を紹介します。最近はPOPnetを用いています。

●必要とするMACの基本性能
1) POWER MAC、150MHz以上推奨、RAM 48M以上(64M推奨)、Softはインストールすると10M程度である。
2) ディスプレーは17インチ、832×624 DOT、フルカラー推奨。
3) その他プリンターがあれば好都合。

■読み込み可能なファイルは?

1) DICOM-L、ACR-NEMAおよび日立フォーマット画像。従ってCT・MRIのほかにEchoや眼底写真なども扱えます。その他TIFF・PICTなどの通常画像も扱えます。
2) 各種医療機器からEthernetで一括送信された各種画像の集合を、画像形式で定義された、モダリティー・患者名・スライス面などの内部情報によって振り分けて、画像データベースに自動的に取り込みます。なお、このソフトは『4th D』で開発されています。
3) 日立のCT・MRI画像はEthernetだけでなく、5インチMOにバックアップした画像を日立性MODを介して取り込むことが出来ます。
4) 画像ファイルはMACのHD・MOの容量の上限まで入力出来ます。CT・MRI一名の画像は無圧縮で10から20MBであるので、640MBのMOであれば30から60人分を保存できます。

■何が出来るか

1) 閲覧と診断:あたかもMACのディスプレーがCT・MRI装置のディスプレーのように変化して、ウィンド・レベルを変更しながら閲覧できます。512×512×16bit(濃度)の画像の生データを扱っていますので画像の劣化はありません。もちろん4枚表示20枚表示のサムネイル形式で見ることも出来ます。
2) 画像の他形式への変換:512×512×8bit(濃度)のPICT形式などに変換出来ますので、スライド用の画像fileを、画質の劣化なくきれいに作成できます。この結果レントゲンフィルムからデジタルカメラやスキャナーで読み込む必要がありません。
3) 簡単な計測:距離が計測出来ます。またCT値も直読出来ます。しかし現在面積の計算は出来ません。他社(J-MAC社)の同様ソフトでは面積計算出来るそうです。
4) 動画表示:連続画像を繰り返して流すことによるシネ表示が可能です。

■欠点

1) ソフトにマクロ機能がない。従って夜間自動運転できません。
2) 定期的なバックアップ機能がありません。自分で工夫してバックアップする必要あり。
3) 同時に2名の画像を表示できますが、撮影期間が離れると出来ません。従って前年と今年の画像を同時に表示して比較できません。それをするには2台のMACが必要です。
4) レポート機能はありますが、レポートだけを残し、画像だけを消去出来ません。画像を消去するとレポートも消去されます(レポート機能は別売のアドイン方式)。私は診断レポートは異なるデータベースに書いています。

■医師出張・フィルム送付・MO送付および画像電送のコスト等比較。

おおむね50Km以内の(NTTの定義による)隣接区域間で診断をしたとき。

方法 フィルム宅配 出張診断 MO宅配 画像電送
機器購入
償却(6年)
なし なし 投資:200万
27000円/月
投資:200万
27000円/月
通信・配送費
(出張旅費)
1000円×2(往復)×4.3
=8600円前後
高速50Km,1300円
×2(往復)×4.3
=11180円
730円×4.3+
730(MO返却)
=3869円
基本料金3600+
テレホーダイ4800円
=8400円
合計(月) 8600円 11180円+燃費 30869円 34400円
ディメリット 梱包の手間
発送の手間
画像が院外出
至急診断不能
読影枚数にかかわ
らず1日の医師報酬
移動時間のロス
画像転送
発送の手間
画像転送
メリット 機器不要 機器不要 至急診断不能 至急診断可能

【パソコンシステムを導入した場合】
●スライド作り・インターネットなどほかの用途にも利用できる。
●フィルム宅配方式が最も安価である。MRIの更新時メーカー負担で、パソコンシステムを一括購入した場合、MO宅配がもっとも安価で、以下画像電送、フィルム宅配、出張診断と逆転する。
●また患者急変時の対応や患者サービスの観点から、カルテ同様医用画像を院外に持ち出すことは不適切と考えたい。