環日本海エリア・ガイド


 




 

監修

古田陽久,古田真美

企画・構成 21世紀総合研究所

編集

シンクタンクせとうち総合研究機構

発行

シンクタンクせとうち総合研究機構

定価

2,100円(本体2,000円)

ISBN

4-916208-31-5 C1526

発行

2000年6月15日

判型

A5

頁数

128ページ

在庫
有り
注文





【本書の特色】環日本海エリアのガイド・ブック


本書は,21世紀に,多方面で,注目を集めるであろう日本海を取り巻く環日本海エリア,すなわち,ロシア連邦極東地域,中国東北部,朝鮮半島,そして,わが国の日本海沿岸に立地する地方自治体16県に焦点をあて,それぞれの国,地方,構成自治体の特色,特性,地域資源等をコンパクトに整理。開発,経済の視点だけではなく,自然環境と文化財の保護,そして,異文化交流の視点を基調にしている。



目  次


 
■環日本海エリアの概観

   環日本海エリアの地勢 6   
   環日本海エリアの地域区分 7 
   環日本海エリアの交通基盤 8 
   日本海国土軸 9 



 
■環日本海諸国の概要

   中華人民共和国 12
    
    黒龍江省 14
    吉林省 14
    遼寧省 14

   ロシア連邦 16

    沿海地方 18
    ハバロフスク地方 18
    サハリン州 18

      ロシア連邦の構成主体

   朝鮮民主主義人民共和国 20 

   大韓民国 24

   日本国 28



 
■わが国の日本海沿岸自治体の概要

   北海道 34   
   青森県 44 
   秋田県 48
   山形県 52 
   新潟県 56
   富山県 62  
   石川県 66 
   福井県 70 
   京都府 74  
   兵庫県 80
   鳥取県 86 
   島根県 90
   山口県 94
   福岡県 98
   佐賀県 104  
   長崎県 108  



 
■姉妹都市提携関係 113 



 
■環日本海エリアの関連情報源 

   大使館・観光局等 118
   各種団体・研究機関等 122 
   図書館・資料室等 122 
   通信社・新聞社・テレビ局 123 
   資料・ニューズレター・リーフレット 123
   書籍 124 
   インターネット 126 



 
■コラム 

   守りたい 北方領土の貴重な自然環境 41
   進めたい環日本海交流の促進 115



本ガイドの活用方法

作成基準日: 2000年5月1日 
活用方法: 国際的には,人権,平和,環境,経済,産業,エネルギー,交通,防災,科学,医療,学術,教育,文化,芸術,美術,音楽,スポーツなど多角的な環日本海交流,外交の促進,国内的には,わが国の日本海沿岸自治体のシームレスな連携による多面的な日本海国土軸の形成に資することを目的に,環日本海エリアの概観,わが国を含めた環日本海諸国の概要,わが国の日本海沿岸自治体の概要,環日本海エリアの姉妹都市提携状況,環日本海エリアの関連情報源をコンパクトに整理してみました。ご活用下さい。



進めたい環日本海交流の促進


 わが国と日本海を隔てたユーラシア大陸との交流の歴史は長い。古くは,稲作技術,金属器,仏教,暦,医学,新技術などの先進文化が,朝鮮半島から日本に伝来し,日本の国づくりに大きな影響を与えた。その後も,物品の交易を中心とした交流が盛んになり,朝鮮通信使の来日など善隣外交も進んだ。

 しかしながら,19世紀〜20世紀にかけては,日清戦争,日露戦争,日中戦争,朝鮮戦争など,不幸な戦争の歴史があったことも事実で,私たちは,これらの経験を通じて,戦争の悲惨さ,平和の大切さを知った。

  日本海という海域を共有する環日本海エリアは,本ガイドで列挙した通り,自然,歴史,風土,産業,技術,文化,人間など地域資源が多様で豊富。これらを活用することによって,政治,経済面だけではなく,環境,科学,学術,教育,文化,芸術,スポーツなど多方面での友好的な環日本海交流の展開が期待される。

 21世紀の地域づくりは,リージョナリズム的な発想ではなく,地球的な視点,世界的な視点が求められる。地球環境問題など人類共通の課題への対応,戦争のない平和な社会の建設,そして,なによりも,人類の幸福への寄与と貢献である。

 この地域にも,例えば,人類にとってかけがえのない自然環境や貴重な文化財が数多く残されている。ロシア連邦,中華人民共和国,朝鮮民主主義人民共和国,大韓民国,そして,日本の各国が共通に締約している世界遺産条約(注)は,各国,各国民が理解し,価値観が共有できる数少ない国際条約。人類共通の貴重な財産を相互が協力することにより,保護・保全していく地球市民としての視点も大切である。

(注)世界遺産条約(Convention Concerning the Protection of the World Cultural and Natural Heritage)

正式条約名は,「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」と呼び,1972年11月16日にユネスコのパリ本部で開催された第17回ユネスコ総会において満場一致で採択され,1975年12月17日に発効。文化遺産および自然遺産を人類全体の為の世界の遺産として損傷,破壊などの脅威から保護し,保存する為の国際的な協力および援助の体制を確立することを目的とする。2000年5月現在,160か国が世界遺産条約を締約しており,世界中の630物件(118国)がユネスコ世界遺産に登録されている。わが国は,1992年6月19日に世界遺産条約を国会で承認し9月30日に発効,126か国目の締約国になった。わが国のユネスコ世界遺産の数は,白神山地(青森県・秋田県)など10物件。事務局は,パリにあるユネスコ事務局世界遺産センター。


環日本海エリア・ガイド  学習のポイント

2000年6月,初の南北朝鮮首脳会議が実現し,緊張していた朝鮮半島をめぐる情勢も今後,大きな変化が見られることが予想され,北東アジア,なかでも日本海を取り巻く環日本海エリアの地域づくりにも,新たな進展が期待される。
これらの関係国,中国,ロシア連邦,朝鮮民主主義人民共和国,大韓民国,そして,日本について,それぞれの国の成立ち,歴史,特色等について調べてみよう。

北東アジアの和平に向けて,それぞれの国がどの様な努力をしていくべきか,どの様な協力をしていくべきかについて考えてみよう。
わが国の日本海沿岸の地域づくりについて,広域交通体系の整備等,北海道,青森県,秋田県,山形県,新潟県,富山県,石川県,福井県,京都府,兵庫県,鳥取県,島根県,山口県,福岡県,佐賀県,長崎県等の関係自治体 が連携して取り組める課題等について考えてみよう。


本書発刊後の注目情報

韓国の慶尚北道,慶州市内及び郊外の「慶州の歴史地域」(Kyongui Historic Areas)が,2000年11月にオーストラリアのケアンズで開催されたユネスコの第24回世界遺産委員会で,文化遺産に登録されました。
世界遺産ガイドー都市・建築編ー2001年2月 シンクタンクせとうち総合研究機構 発行)
ロシア連邦の沿海地方の自然の宝庫,中央シホテアリニがNatural Complex "Central Sikhote-Alin"として,ユネスコ世界遺産の複合遺産候補として名前があがっています。正式には,2001年12月にフィンランドのヘルシンキで開催される第25回世界遺産委員会で,登録の可否が決定されます。 
ロシア連邦のカムチャッカの火山群(Volcanoes of Kamchstka 自然遺産 1996年登録 「世界遺産ガイドー北欧・東欧・CIS編ー」参照)の登録範囲の延長・拡大(新たに生物多様性の価値が高いクリュチェフスカヤ自然公園を追加)が申請されています。正式には,2001年12月にフィンランドのヘルシンキで開催される第25回世界遺産委員会で,可否が決定されます。




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